小学校高学年からの勉強が大切な理由
「勉強は中学生になってから頑張ればいい。」
そう思われている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、中学生になってからでも成長できます。
実際、私自身も小学校4年生の終わり頃から勉強を始め
て、少しずつ成績を伸ばしていきました。
でも、23年間、子どもたちを見てきて思うのは、
小学校高学年は、学ぶ力の土台をつくる大切な時期
だということです。
今回は、脳科学の視点も交えながら、その理由について考えてみたいと思います。
人の脳は、生まれてからずっと同じように成長するわけではありません。
小学校高学年頃になると、前頭前野と呼ばれる部分が大きく発達していきます。
前頭前野は、
など、人間らしい高度な働きを担っている場所です。
そして、この時期には、
よく使う神経回路は強くなり、あまり使わない回路は整理されていく
という変化も起こります。
これを「神経回路の刈り込み(シナプス・プルーニング)」と呼びます。
脳は、筋肉と少し似ています。
使えば使うほど、その回路は強くなります。
逆に、使わなければ、効率化のために整理されていきます。
だからこそ、
小学校高学年の時期に、
といった経験を積むことが、とても大切なのです。
もちろん、これで人生が決まるわけではありません。
中学生になっても、高校生になっても、人は成長できます。
しかし、土台づくりとしては、絶好のタイミングだと言えるでしょう。
最近、数学の文章題が読めない、
問題文を最後まで読まない、
という子どもたちが増えているように感じます。
でも、これは国語だけの問題ではありません。
数学も、
英語も、
理科も、
社会も、
まず文章を理解することから始まります。
だから、
読解力は、
すべての学びの土台なのです。
小学校高学年のうちに、
読書をしたり、
親子で会話をしたり、
「どうしてそう思ったの?」
と問いかけたりすることが、
考える力を育てていきます。
スマホやタブレットは、とても便利な道具です。
勉強にも役立ちます。
一方で、
短い動画を次々と見る習慣や、
常に刺激を受け続ける生活は、
集中力や読解力に影響を与える可能性も指摘されています。
特に、
寝る前までスマホを見ていると、
睡眠の質が下がり、
脳の成長や記憶の定着にも影響することがあります。
大切なのは、
「使わないこと」ではなく、
「どう付き合うか」
です。
家族でルールを決め、
本を読む時間や、
静かに考える時間も意識的につくっていきたいものです。
ここまで、
小学校高学年の大切さについて書いてきました。
でも、
「もう中学生だから遅い」
ということではありません。
私自身、
小学校4年生の終わり頃から、
自分で勉強を始めました。
中学生になってから、
大きく成長する子もたくさん見てきました。
脳には、一生学び続ける力があります。
大切なのは、
今、どんな選択をするか。
そして、
小さな努力を、
コツコツ積み重ねていくことです。
その積み重ねが、
子どもたちの未来を、
少しずつ広げていくのだと思います。
伊万里進学塾では、
「すぐに答えを教える」のではなく、
自分で考え、
自分で学べる力を育てることを大切にしています。
学習習慣や読解力について、
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塾長コラム
「子どもたちが先生だった。」
23年間、子どもたちから教えてもらった本当に大切なこと
▶ 第1話
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