小学5・6年生の勉強が、
その後の学力を大きく左右する理由
「まだ小学生だから。」
保護者の方からよく聞く言葉です。
確かに、小学生のうちは高校受験も大学受験もまだ先の話です。
ですが、23年以上子どもたちを見てきて、私は一つ確信していることがあります。
それは、
小学5・6年生の過ごし方が、その後の学力を大きく左右する
ということです。
今日はその理由についてお話ししたいと思います。
成績が伸びる子には共通点がある
私はこれまで多くの生徒たちを指導してきました。
その中で気づいたことがあります。
中学3年生から勉強を始めても大きく伸びる子がいます。
一方で、一生懸命勉強しているのに思うように伸びない子もいます。
その違いは何でしょうか。
私は、
小学生の頃につくった土台
が大きく影響していると感じています。
特に、
・読解力
・割合
・単位あたりの量
・考える習慣
この4つです。
中学3年生でも解けない「割合」の問題
以前、こんな問題を中学生たちに出したことがあります。
定価の3割引で2800円でした。
定価はいくらですか。
ただし方程式は使わないものとします。
小学5年生で学習する内容です。
ところが、
平均的な成績の中学生でも解けないことが少なくありません。
そして残念ながら、
こうした生徒は高校へ進学しても苦労することが多いのです。
なぜでしょうか。
それは、
割合という単元が理解できていないだけではなく、
割り算の意味が分かっていない可能性もあります。
さらに、それだけではなく、
文章を読み、
状況を整理し、
関係を考える力が十分育っていない場合が多いからです。
「問題を読んでいません」
忘れられない出来事があります。
数学の問題が分からないと言って質問に来た中学3年生がいました。
私は聞きました。
「問題は読んだ?」
すると返ってきた答えは、
「読んでいません。」
でした。
理由を聞くと、
「習っていないから。」(既習範囲の問題です)
と言うのです。
そこで一緒に問題文を読んでいくと、
途中で、
「あっ、分かった。」
と言いました。
実は解けたのです。
問題は数学力ではありませんでした。
問題文を読んで考える前に、
「習っていないから無理」
と判断していたのです。
国語はセンスではありません
保護者の方の中には、
「国語はセンスの教科」
と思っている方も少なくありません。
しかし私はそう思っていません。
実際、
英語と数学しか受講していない生徒なのに、
国語の成績まで伸びることがあります。
なぜでしょうか?
授業中、
私はよく問いかけます。
「なぜそうなると思う?」
「どこにそう書いてある?」
「もう一回読んでみよう。」
そんなやり取りを繰り返します。
すると、
「読む力」
「考える力」
「整理する力」
が少しずつ育っていくのです。
読解力は国語だけの力ではありません。
全教科の土台なのです。
小学5・6年生は脳が大きく変化する時期
近年の脳科学では、
小学校高学年頃から脳の神経回路が大きく整理されることが知られています。
よく使う回路は強くなり、
使わない回路は弱くなっていきます。
つまり、
考える習慣がある子は考える力が育つ。
読書をする子は読む力が育つ。
勉強する習慣がある子は学ぶ力が育つ。
ということです。
もちろん、
中学生になってからでも成長できます。
高校生になってからでも成長できます。
人の脳は一生変化します。
ですが、
小学校高学年は特に大切な時期なのです。
私自身も勉強が苦手な子どもでした
実は私自身、
小学校4年生頃までは勉強が大嫌いでした。
通知表は2や3ばかり。
算数の宿題を泣きながらやっていました。
社会科で初めて「4」を取った時、
母が涙ぐんで喜んだことを覚えています。
それほど心配されていたのです。
「この子は大丈夫だろうか。」
そう心配していたと聞きました。
ところが、
4年生の終わり頃から自分で勉強を始めました。
すると、
少しずつ分かることが増え、
成績も上がり、
勉強が楽しくなっていきました。
そして何より、
自分に対する見方が変わりました。
「自分はできない。」
から
「自分もできるかもしれない。」
へ。
この経験が、
今の私の指導の原点です。
人は変われる
23年間、
たくさんの子どもたちを見てきました。
偏差値を20以上上げた子。
3か月で実力テストを90点以上上げた子。
勉強嫌いだったのに毎日塾に来るようになった子。
その姿を見てきて思うことがあります。
人は変われます。
ただし、
魔法のような方法はありません。
必要なのは、
正しい方向への積み上げです。
お子さんが小学5・6年生なら
ぜひ、
目先の点数だけでなく、
読解力
考える力
学習習慣
を育てることを意識してみてください。
その積み上げは、
中学、
高校、
大学受験、
そして社会に出た後も、
お子さんを支える大きな力になります。
塾長コラム
「子どもたちが先生だった。」
23年間、子どもたちから教えてもらった本当に大切なこと
▶ 第1話
「私は小学校4年生まで、勉強が大嫌いでした。」
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伊万里進学塾では、
単に問題の解き方を教えるだけではなく、
「自分で学ぶ力」
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お子さんの勉強についてお悩みでしたら、
お気軽に体験授業へお越しください。
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お子さんに合った学習の方向性を一緒に考えさせていただきます。
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