塾長コラム

子供たちが先生だった

第6話
「勉強しなさい」と言わなくなった日

 

「先生のところは、家でも勉強するようになるんですね。」
護者の方から、そんな言葉をいただくことがあります。

でも、実は私は、
「勉強しなさい。」という言葉が、
あまり好きではありません。

もちろん、親として、
子どもに勉強してほしいと思うのは当たり前です。

私にも娘が二人いますから、
その気持ちはよく分かります。

「勉強せんで良かとね?」
何度言いそうになったことか(笑)

 

でも、子どもたちは不思議なもので、
「勉強しなさい。」
と言われれば言われるほど、やらなくなることがあります。

 

逆に、自分で納得して、
「せんといかん。」と思えたときには、
大きな力を発揮します。



昔の私は、

どうやったら勉強させられるか、
どうやったらやる気にさせられるか、

そんなことばかり考えていました。
 

心理学も学びました。
コーチングも勉強しました。
東京まで勉強に通ったこともあります。

 

でも、
結局、子どもたちから教わったことがあります。


それは、

「人は変えられない」

ということでした。

 

もちろん、
情報を伝えることはできます。
成功した先輩の話をすることもできます。
失敗した例を話すこともできます。


でも、

 

最後に選ぶのは本人です。

 

「勉強しなさい。」
ではなく、

「君はどうしたい?」

そう問いかけるようになってから、
自分で考え、行動する子が増えたように思います。


今でも失敗します。
つい口を出しすぎることもあります(笑)

でも、23年間、
子どもたちを見てきて、
一つだけ確信していることがあります。

人は、
自分で選んだことなら、
驚くほど頑張れる。

ということです。


私は、
その力を信じて、
今日も子どもたちと向き合っています。

 

 

(つづく)

伊万里進学塾では、ただ答えを教えるだけでなく、自分で考え、自分で学ぶ力を育てることを大切にしています。
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