数学や理科が苦手な原因は、本当にその教科でしょうか。「分からない」の前に、「読めていない」ことがあります。23年間の指導経験から見えてきたことをお伝えします。
「先生、分かりません。」
塾で一番よく聞く言葉かもしれません。
でも、そのたびに私は、すぐには教えません。
まず聞くことがあります。
「問題は最後まで読んだ?」
すると、
「まだです。」
「ちゃんと読んでません。」
そんな返事が返ってくることが少なくありません。
私は23年間、子どもたちを見てきて、「分からない」には二種類あると感じています。
一つは、本当に考えたけれど分からない場合。
もう一つは、問題文を十分に読まないまま、「分からない」と思ってしまう場合です。
もちろん、後者だからといって、怠けているわけではありません。
実際には、文章を読むこと自体が負担になっている子もいます。
読む力が十分に育っていないために、数学の問題も、理科の問題も、英語の長文も、「難しい」と感じてしまうのです。
だから私は、答えを教える前に、
「ここには何て書いてある?」
「何を聞かれている問題?」
「条件は何個ある?」
と問いかけます。
すると、自分で、
「あっ。」
と気付く子がいます。
私は、この「あっ。」をとても大切にしています。
その瞬間は、先生に教えてもらったのではなく、自分で考えた瞬間だからです。
AIの時代になり、答えを知ることは簡単になりました。
でも、問題を正しく読み、自分で考え、問いを立てる力は、これからますます大切になるでしょう。
だから伊万里進学塾では、「教えること」だけではなく、「読むこと」「考えること」を大切にしています。
数学が苦手。
そう思っていた子が、実は読解力を鍛えることで伸びる。
そんな場面を、私は何度も見てきました。
勉強の土台は、教科の知識だけではありません。
「読む力」が育つと、すべての教科が変わり始めます。
伊万里進学塾では、ただ答えを教えるだけでなく、自分で考え、自分で学ぶ力を育てることを大切にしています。
お子さまの学習について気になることがありましたら、体験授業または学習相談をご利用ください。